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体外受精・胚移植法のステップ

6 体外受精

卵子が採取できて精子の処理が終了すれば、いよいよ卵子と精子を受精させます。受精の方法には、一般体外受精法と顕微授精法があります。

[1]一般体外受精法

卵子と精子を培養液の中でそれぞれ自身の能力で受精させる方法です。
採卵日の午後に卵子の入った培養液の中に、約20万/mlの濃度になるように調整した精子を混ぜ合わせます。この混ぜ合わせる操作を媒精(ばいせい)といいます。ごくまれに、ご主人の精液の状態が正常にも関わらず、この方法で受精率が低いか、あるいはまったく受精が認められない場合もあります。

[2]顕微授精法

顕微授精法
拡大写真:先端に精子

精液の状態が悪い(精子の数が少ない、運動率が悪いなど)場合や、一般体外受精法で受精が認められなかった場合、あるいは無精子症(射精された精液の中に精子が存在しない方で、睾丸で精子が認められる場合)には顕微授精法を行います。
この方法は、顕微鏡で観察しながら、極細のガラス針を用いて精子1個を吸い込み、この針を卵子に穿刺して、精子を卵子の細胞質内に注入する方法です。

※顕微授精の精度向上のために、当院ではMagLevitという磁気浮上型次世代除振台を導入しています。

MagLevit
MagLevit

成熟卵子と未熟卵子について

ご理解いただきたいのは、採卵できたすべての卵子が受精できるとは限らないということです。卵子には、成熟卵子と未熟卵子があり、精子と受精できるのは成熟卵子のみです。顕微授精法の場合には、卵丘細胞を除去して卵子の成熟度を判定します。

成熟卵子
成熟未熟
未熟卵子

左側の卵子の写真では、時計の12時の位置に「極体」が存在します。これが成熟卵子の証です。右側2点の卵子の写真は、極体が存在しない未熟卵子です。このような未熟卵子は、精子と受精できないので顕微授精法に用いることはできません。重要なポイントは、採卵数もさることながら、むしろ卵子の成熟度といえます。